ICタグについて

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mgic - 水, 2005 - 09 - 21 00:00

「ICタグ」を紹介します。
流通の世界的インフラとなる可能性があり、将来的に30兆円を超える巨大市場になると言われて今非常に注目されています。

まずICタグ(RFIDタグ)の構造ですが、ラベル型、カード型、コイン型、スティック型と用途によって様々な形状があります。基本的には0.1ミリ?数ミリ角のICチップと、金属のアンテナがICチップの周りをグルグルと巻いた形状になっています。ICチップには数十Kバイトの記憶容量があり、読み込み専用と読み書き出来るタイプがあります。アンテナは通信距離に応じて長さを必要とし、電池を内蔵しているタイプと、電池を内蔵せずリーダから電波を出すことによってICタグ側に電力を供給し通信を行うタイプがあります。通信距離は種類によって違いますが、最大2m前後の通信が可能です。カード型ではJRが採用している「Suica」や「Icoca」で馴染みのある方もいらっしゃるでしょう。

電波を利用して通信を行う為、プラスチック・木材・ガラス・ダンボール等を通してICタグを認識することが可能です。また、バーコードと異なり、汚れているから読めないということはなく、油・泥・埃などがあっても通信することが出来ます。例えば商品にICタグが貼ってあったとしたら、ダンボールを開けなくとも中身を知ることが出来ます。また食品を買ってきて冷蔵庫に入れると自動的に識別し、保持している食品のリストを作ったり、消費期限を知らせたりする気の利く冷蔵庫などのIT家電の構想も始まっています。

小型(薄型)で、情報を持ち、通信機能があるICタグは色々な分野で利用されることでしょう。物流管理・トレースアビリティ等々…。30兆円市場と言われるのもうなずけます。

現在、日本は次世代のコンピュータ社会の核となるICタグの世界標準を目指し、ISO(国際標準機構)に認めてもらおうと米国や欧州の国々の技術者達としのぎを削って開発を行っているそうです。近い将来、我々の生活に密接に関係してくると共に、GISにも応用されてくるのではないでしょうか。

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